やっとBさんを許せる準備がはじまった。

Bさんが正式に辞めてくれる事になった。
Bさんが辞める一報が入った時に、
お隣のチームから歓喜と安堵の声が漏れた。

彼女が周りに与えていた影響が推し量れる。
ある意味、カリスマの素質があるのだろう。

私は、どれだけ、Bさんを許せない自分に苛立ちを覚えただろう。

もう、Bさんのことは考えたくなかった。
だが、視界に入ると、とにかく苛立ちを覚える。

それでも、仕事が出来る様になってくれればいいと願ったこともあった。
だが、Bさんの進もうとする道は逆。
うつ病なので仕事はしない。
周りにもちやほやされたい。
雑用ばかりは嫌。
でも、1人じゃ接客出来ない。
遅刻と早退と欠勤を繰り返すが、
その辺の仕事より時給が2倍だからやっていけるんだろうと思うと余計に癪に触る。

こんなダメ人間なのに負けず嫌いだから、一番になりたがる。
その一番を自分の力で得ようとしない。
私に行っていた様に、誰かの足をひっぱって、引き摺り下ろして一番になりたがるのだ。

彼女が努力して、突き抜けてくれたなら、
私も謝られなくても許せただろう。

しかし、彼女が余計な事をし続けたために、
私は新人の頃の貴重な時期、教えて貰えなかったのだ。
そして、きちんと教えて貰えないまま、チームでは数字を作る主要メンバーに入れられてしまい 、とても苦労している。

彼女の相談?という名目で多くの人が無駄な時間を使っただろう。

そういうのも全て、彼女がいなくなれば、
大変だったな。という想いに変わるだろう。
目の前にいれば怒りも覚えるが、
目の前にいないなら、怒りもわかない。
怒りがわかなくなって、やっと許せる事につながるんだろう。



スポンサードリンク

人気の投稿