specialist the "歯車"


私の席は人事の人と近く、
人事のボヤキが聴こえて来ます。

人事の仕事を増やしているのは、
仕事をサボる人だけではありません。

特別になろうとする人です。






経営側は、
自動的に仕事が回る仕組みを開発した人です。

私達従業員は、
仕組みの中で回り続ける歯車です。

隣で回っている歯車が突然星型になったら、
隣の歯車は星の角で傷ついて凹んでしまいます。
または自由にしてもいいのなら、
三角や四角になるかも知れません。
更に隣の歯車が傷ついて凹んでしまいます。

キシキシきしみ合いながら、無理矢理回る歯車。
いつ止まってしまってもおかしくありません。

また、
その星型が突然抜けてしまっては、
周りはその星型の凹凸に無理矢理合わせてあげていたので、
規制の歯車ではすぐにかみ合う事が出来なくなります。

星型の歯車が抜けてしまうと、
規制の歯車ではなくて、
特別な星型を探さなくてはいけなくなってしまいます。
もともとは普通の歯車で済むはずの仕事だったのに。

あるいは、
星型の歯車の為に凹んでしまった周りの歯車も修復したり、
まとめて付け変えなくなてはいけません。

とても無駄に、コストばかりがかかります。

特別になりたがる人は、
星型の歯車になりたがる人です。
星型の歯車を、会社側は臨んでいないのです。

星型の歯車は、
会社が臨んでいない仕事に対して
給料のアップや、残業代を望みます。

私達は、歯車なのです。
やるべき事は、こまめにオイルをさす事です。
お客様には誠心誠意で対応し、
お客様のいい様に振り回されない事。
会社の未来に繋がるサービスをしっかり見極め、
回転を持続させる事が大切だと思います。

一人だけ星型になって、
歯車を止めてはいけないのだと思います。

いつ部品を入れ替えても大丈夫な様に、
誰でもわかり易く仕事まとめておき、
自分の仕事範囲の分別を明確にする事が大切だと思います。

みんなで力を合わせて回るからこそ、
歯車が噛み合って、
大きな物を動かせると思うのです。

星型になりたいのなら、
他人が作った歯車から離れるべきだと思います。

星型になりたがる歯車を修正するのは、
なかなか大変な仕事だと思いました。



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