金持ち経営者。貧乏経営者。2
金持ち経営者。貧乏経営者。1 の続きです。
２つ目の理由は、
社長が社員をスパっと解雇しちゃう事です。
役に立たないと感じたら、
ばっさり切ってしまいます。
仕事そのものが出来な過ぎたり、
クレームが酷かったり、
病気だったり;
他社員と上手くいってなかったり;
なぜ解雇してくれるのが嬉しいのかというと、
（自分がされたら嬉しくないけど;）
私が新卒で入った会社にそのわけがあります。
私が新卒で入った会社は地方上場の企業だったのですが、
人がとにかく多くて、
全く働いていない社員もたくさんいました。
本社からの天下りで毎日ソルティアをやっている窓際のおじさん達。
自分から会社の役に立とうという気は全くありませんでした。
それから本社社員の奥様達がパートという名で大量に働いていたのですが、
会社をサロンとしていました。
私はその天下りのおっさん達と、
パートの奥様達で構成された部署で唯一の正社員として働いていたのですが、
入社した時に言われたのが、
天下りのおっさん達や、
本社社員の奥様達の機嫌を損ねないでくれ。
でした。
10人以上いる部署で働いているのは私だけ。
サロン感覚で来ている奥様達の笑い声で、
電話の声もまともに聞こえない状態。
ソリティアをやっている天下りのおじさん達は一切業務内容を把握しておらず
何か重大なことがあっても対処出来ない状態でした。
他の部署の先輩達は遅くまで残業。
仕事をしなくてもしっかり年功序列でお給料やボーナスは上がっていく所で、
福利厚生は文句無しの会社でしたが、
真面目に仕事する事がとにかく虚しく、
仕事へのやる気もどんどん削ぐ会社でした。
実際仕事が出来る人達がどんどん辞めて行く会社でした。
私は就職氷河期に就職したので、
就職に大変苦労しています。
今の様に、新卒期間が延長なんてものもありませんでした。
運のない時代に産まれたね。で終了です。
世の中の大手企業がどんどん倒産している時代に
こんな仕事しない人達がたくさんいる会社が倒産しないわけがない。
毎日小間使い的雑用しかしていない私が、
歳とってから放り出されたら、
社会に自分を売り出す武器がなくなってしまう。
若い今のうちになんとかしなきゃ。
それが私が一人暮らししていても勝手に年間100万の貯金が出来る会社を辞めた理由です。
その会社の給料や福利厚生が、
他の会社でも当たり前にあると思っていたのです。
給料無しのブラック企業に勤める位なら、
そこに長くいて割増の退職金貰った方が良かったけど、
スキルのつけられない不安と不満の毎日も
私には耐えられませんでした。
何より世間知らずだったのです。
結局その時の会社は名称と規模を変えて今もまだ残っていますが、
肩たたきやリストラはあったらしいです。
なので、
今の利益にならないと思った人を
どんどん切り捨てていく社長には好感が持てます。
サロン気分で会社に来られては、
真面目に仕事をするのが馬鹿らしくなってしまいます。
新卒の時の会社は始めから使い捨てで私を入れたのでしょうが、
就職難で、職場に対しての貢献を洗脳されて来た新卒社員に、
権力だけを振りかざす仕事しない老人の姿を見せては、
企業どころか、社会そのものが衰退していくのは仕方ないと思います。
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