母の日の憂鬱

母の日は憂鬱な思い出しかありません。

一番始めの母の日の思い出は、友達と一緒に書いた手紙を母の日にプレゼントしたことです。その手紙は母自身によって、私の目の前で破り捨てられました。


字が汚くて、貰っても嬉しくないと言われました。
次の日の学校で、当然手紙の話になった時は、周りに合わせて母はとても喜んでくれたと嘘をつきました。
破られたという事は、恥ずかしい事だと思ったのです。

それからは物をプレゼントする様になったのですが、
小学生の時にハンカチをプレゼントした時に、いらない。と言って捨てられました。
なぜそう言われたのかはわからずそのハンカチはゴミ箱から取り出し1年間私の机の中に保管してから、次の年の母の日にもう一度あげました。
その時は母にこれ去年の?と聞かれたのですが、どう返事をしたのかは忘れました。

それでもめげずに毎年の様に花だったり、ネックレスだったりをあげ続けたのですが、
最近になって、はじめて私のプレゼントには価値がないのだと気づかされる出来事がありました。(今まで気付かなかった私も鈍いですね;)

母の還暦の時にはじめて兄が母にプレゼントをあげて、それを母は泣いて喜んだのです。
私からは空気の様に受け取ったのに。
これはとてもショックな出来事で、母との距離感を考えるいいきっかけとなりました。
私は母に必死に気に入られようと愛情を注ぎ続けましたが、母にとって私は愛情を注ぐべき子供ではなく、自分の欲求(愛情不足や支配欲)を満たす道具でしかなかったのです。


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私がどんなに尽くしても母から愛情という見返りを得る事は出来ないのはわかりましたので、私は私自身に愛情を注ぎたいと思います。
ですが、今まであげていたプレゼントを急にあげなくなって理由をしつこく聞かれては面倒なので、ケーキ位は買ってこようと思っています。






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